UTMタグ付きのマーケティングアクティビティをAdRoll広告キャンペーンと統合すると、顧客による購入までの経路上に存在するさまざまなタッチポイントをすべて把握することができます。
カスタマージャーニーを比較すると、チャネルや広告キャンペーンのさまざまな組み合わせによるビジネスメトリクスへのインパクトを理解できるため、単一チャネルではなくジャーニー全体に基づいてより賢明なマーケティング投資を考えることにつながります。
主要なビジネスメトリクスを基準にした一般的なコンバージョン経路の並べ替え
ここではコンバージョン軌跡の概要を最も一般的なコンバージョン経路に整理し、集約して表示します。購入前に顧客が接触したUTMソースのタッチポイントについて、その組み合わせを確認できるようになります。
経路の長さやラストタッチ、収益、平均注文額、トップ経路を基準にして並べ替えできるため、上位のカスタマージャーニーを簡単に表示できます。
並べ替えのドロップダウンを使用するだけで、コンバージョン軌跡を昇順、降順で並べ替えられます。
フリークエンシー軌跡
各コンバージョン経路については、これに対応する視覚データが過去30日間に発生したUTMチャネルタッチポイント(サンプル画像の強調部分)と共に表示されます。色付けされた部分はチャネル全体の中でクリックアクティビティが集中的に発生したことを表しています。
このヒートマップ図を使うと、クリックアクティビティが集中した時間や、クリックによってオーディエンスからどんな行動(お客様サイトへの訪問または複数回のクリック発生、または購入決定への影響など)を引き出したかを視覚的に確認することができます。
例えば上図で取り上げられた軌跡では、経路の開始部分に向かってAdRollの関与が集中的に現れ、次にGoogle検索広告の接触が頻発します。その結果ユーザーが取り込まれ、ウェブサイト訪問、コンバージョンへと推し進められています。
利用チャネルが連携してどのように機能しているかをこのように総合的に把握できれば、有意義な最適化に向けた次のような疑問に答えを出せるはずです。
- クリエイティブの面で現在実行していることは何か?
- メッセージングの観点から現在実践していることは何か?またその内容は、タッチポイントやチャネルでユーザーが受け取っているシーケンスメッセージと同じ方向性を持っているか?
クロスチャネルのコンバージョン軌跡に関するメトリクスの定義
CV (コンバージョン) | 定義された結果またはイベント。通常はトラッキングされることになる購入または注文。お客様が事前にAdRollオーディエンスタブで作成したコンバージョンがこれに相当します。 |
タッチ | サイトへ誘導するUTMソースクリックを収集したもの。 |
収益 | 各コンバージョンや購入に関連して発生する金銭的価値。 |
フリークエンシー軌跡 | 過去30日間に発生したUTMチャネルタッチポイント。UTMチャネルおよび平均フリークエンシー当たりの平均のファーストおよびラストタッチポイントに基づいています。典型的なタッチポイントが発生した時期を色表示します。 |
ラストタッチからの経過時間 | トラッキングしたUTMチャネルのラストタッチポイントから経過した平均時間。 |
ファーストタッチからの経過時間 | トラッキングしたUTMチャネルのファーストタッチポイントから経過した平均時間。 |
平均注文額で並べ替え | 平均注文額または平均購入額、UTMチャネルの組み合わせの平均値を大きい順に並べたもの。 |
経路の長さによる並べ替え | 最初にトラッキングしたUTMチャネルタッチポイントから経過した平均時間を長い順に並べたもの。 |
トップ経路による並べ替え | UTMチャネルの組み合わせを頻度の高い順に並べたもの。 |
ラストタッチによる並べ替え | 最後にトラッキングしたUTMチャネルタッチポイントから経過した平均時間を短い順に並べたもの。 |
収益による並べ替え | 収益の最高値から最小値の順にUTMチャネルの組み合わせを並べたもの。 |